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大連大学副学長の宋協毅教授は日本語学部で講演を行った
クリック数:     发布时间: 2016-12-15

大連大学副学長の宋協毅教授は日本語学部で講演を行った

 11月10日、大連大学副学長、または日本言語文化学部部長である宋協毅教授は日本語学部で講演を行って、教師と学生たちに素晴らしい講座をもたらした。講座は「中日二ヶ国語間の通訳者と同時通訳者養成の方法論について」をテーマとした。外国語学部の三年生、四年生、院生と教師の一部が講演に参加して、大変勉強になった。

 宋教授は自身36年ほどの日本語を勉強する体験を通じて、通訳と同時通訳コースの教育経験、および30年以上の通訳と同時通訳を実践してきた経験から、通訳と通訳者の育成方法論について系統立てて詳説した。

 宋先生は流暢な日本語で演説し、列席の学生たちとタイムリーな対話もした。まずは自分が日本語を勉強する体験を思い出した。文化大革命などの政治原因と暮らし向きが貧しかったため、当時は勉強することが妨げられた時代であったのに、自分は日本語に深く興味をもって、熱意を示してはじめて、そして根気よくずっと勉強しつづけていった。宋先生の辛い体験とユーモアのセンスが富んでいる説明は学生たちを深く感化させ、発奮させた。

 次に本題に入る。通訳と通訳者の育成方法について、三つの部分に分けて詳説した。第一部分は主に通訳者と同時通訳者が備えるべき能力にいて説明した。社会が通訳者と同時通訳者に対する要望、および通訳と同時通訳に関する歴史の変遷を討論し、通訳者として備えなければならぬ3種類の能力(1.言語応用能力;2.文化理解能力;3.理解および要約する能力)も提出した。そして、注意事項、または同時通訳者として備えなければならぬ5種類の能力(1.口語能力;2.心身素質;3.突発事態に対処する能力;4.豊かな知識;5.協力意識と職業品行)についても討論した。

 第二部分は通訳者と同時通訳者になる決心をする学生たちの学習法と教師の訓練方法を紹介した。宋先生学生時代の経験と教訓、および真似ることと基礎の重要性を論じた。プロの同時通訳者の勉強経験と協力意識について説明した。同時通訳の訓練方法について、自分が開発した「3人で通訳訓練方法」を伝えた。または通訳者と同時通訳者の育成のパターンも詳説した。

 第三部分で通訳と同時通訳を実践する時に出て来る問題を提示し、適切な解決法も提供した。宋先生は中国語と日本語の言語構造上の違いとその応対方法を論じた。主観的な表現形式はとうして処理すべきか、究極の同時通訳理論は一体何ですか、通訳や同時通訳における文化を理解することは重要かどうかなどを討論した。

 講座の最終に、学生が自主勉強の願望、持久力、勉強熱意、学習時間と教師の言語能力、文化理解能力、実践的な経験はキーポイントであり、要するに通訳と同時通訳の習得に近道がないと宋先生は総括した。

 宋教授が生き生きと語り、すばらしい演説は絶え間のない拍手を博した。最後は質問をする部分であり、学生たちは通訳を練習する方法、聴力速記などの問題について、宋先生に質問して、全て詳しい解答を得た。

 この講座が円満に開かれ、学生たちは日中同時通訳についてより深い理解と意識させ、もっと日本語を勉強し、日中翻訳に対しての奥深い興味をかき立てた。

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